料理における色、写真における色。

晩御飯は、牛すじとナスのココナッツカレー。

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 こうしてブログにカレーの写真を掲載するようになって、あることに気がついた。

色の大切さである。

カレーのスパイスとしてよく登場するターメリックとパプリカ。この2つは風味を付けるだけでなく、色付けのために用いられる。黄と赤、混ざれば橙。この色は食欲をそそる。例えば、豚カツ、トマトクリームソースのパスタ、いくら丼。インド料理で出てくるサラダのドレッシングもオレンジ色が多い。

カレーが橙色なのは食欲増進のためであることはわかった。ここで、それを写真に納め、ブログに掲載する場合を考えてみる。日々の更新によって延々と並ぶ橙色、橙色、橙色。フォトジェニックとは言い難い。いったい誰が喜ぶのだろうか。

これはなんとかしなくては。そう思い、色に注目しつつレシピ本の写真を見てみる。そうすると、ほとんどの写真に「緑」が入っていることに気がついた。香菜、グリンピース、パセリがトッピング的にカレーやライスに添えられている。それらを加えるのがどうしても不自然な場合は、サラダが別皿で奥の方に並べられている。意地でも緑を入れたいのだろう。

なるほど、緑か。次からは意識してみよう。