インドで買ったスパイスで極力レシピ通りに「チキン65」を作ってみた

どうもお久しぶりです、カレー人です。

実は先月、南インドケララ州にあるコチという場所に行ってました。

旅の詳細な話は別の機会にして、今回はインドで手に入れたスパイスを使って料理をしたので、その一部始終をご紹介。

手に入れたスパイスのひとつがこちら。

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パッケージに書かれている通り「チキン65」という料理に用いるスパイスだ。

日本ではあまり馴染みのないチキン65だが、インド料理のレシピ本ではよく見かけるし、現地ではこうしてスパイスも売っているほどポピュラーなものだ。

「何が65?」と疑問に思う方もおられるだろうが、65種のスパイスを使った料理だとか、あるレストランで65年にメニューに乗った料理だとか、諸説あってハッキリしない。

まぁ、そんな細かいことは無視していい。問題は、このスパイスでうまい料理が作れるのかどうかだ。

 

というわけで、早速、ホッチキスで強引に留められたレシピを読んでみることにした。

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クセが強すぎて読みづれぇ・・・

ひとまず、アルファベットを解読。

こんな感じだろう。

Usage of 1kg chicken making chicken curry

Chicken, meat, beaf, mutton, all same way.

Put into the oil + onion + tomato +curry leaf + garlic + ginger brown color shading + 4tsp chicken masala + some water or milk 3 minute after + cleaned chicken.

15 minute heavy boiling.

Chicken65

 今回はこのレシピを参考に作っていきたいと思う。

加える順番は、レシピに並んでいる順番と解釈して進めてみる。まずは油と玉ねぎ。

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切り方がわからないが、個人的にはみじん切りよりもスライスが好きなので、玉ねぎひと玉を薄くスライスしてみる。

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トマトは用意していなかったでの、コストコのトマト缶で代用。これを半分ほど使うことにする。

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分量不明なので大1ほどの油に玉ねぎを投入。レシピには”brown color shading”とあったものの、書かれている箇所がにんにく・生姜投入後なので、ここではあまり炒めすぎないようにした。

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トマトを投入。潰すようにしながらしっかりと炒め、水分を飛ばす。

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カレーリーフが生がなかったので、仕方なくドライを使用。南インドでは、生のカレーリーフが惜しげも無くどの料理にも大量に入っていたのが驚きだったなぁ。

ドライは入れなくれもいいんじゃない?ってくらい香りが弱いが、見た目のことも考えて、入れることにした。

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にんにくと生姜はチューブで済ませた。ほんとは塊をみじん切りした方がいいと思うんだけど・・・

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いい感じに炒まってきた。

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そして、やっとスパイス様のご登場。すごいフェンネルのような香りがするが、一体なんのスパイスがミックスされているのだろうか?少し舐めてみたが、そこそこの辛さ。いい仕事をしてくれることを願いつつ投入。

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炒め続けて、かなり水分が飛び、塊になってきた。

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そこへ牛乳を投入。分量が”some”というアバウトな指定だったので、適当に加えた。

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さて、ここからが悩んだポイントになる。

レシピには"cleaned chicken"を加えて"15 minute heavy boiling."とある。というか、それでレシピが終わっている。

鶏肉を洗うのはいいが、そのまま加えて煮込んで終わりというのは、僕が知っているチキン65の調理方法と大きく異なる。

唐揚げにスパイスを絡めるのが基本だろう。

ということで、レシピ通りと言いつつも、ここで軌道修正。唐揚げを作ることに

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小麦粉とカタクリ粉をまぶし、揚げる準備が整った。

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シンプルな唐揚げの完成。

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さっき作ったスパイスソースに絡めて、煮込みつつ水気を飛ばしていく。

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そして、完成!!!

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うまいっす・・・

辛味はほどよく抑えられており、他のスパイスの香りがハッキリと感じられる、いいバランスのスパイシーさだ。

白いご飯にも合うし、お酒と一緒に楽しむのもありだろう。

 

レシピに書いてあったので、後日、牛肉でも試してみた。でも、鶏の方がうまいかも。牛肉は別の料理に使った方が本領が発揮されるかもね。

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鶏レバーでも試してみた。これは最高。びっくりするくらいうまかった(笑)

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というわけで、インドで買ってきたスパイスを使って、極力レシピ通りに調理してみた一部始終でした。

似たようなパッケージのスパイスをまだあと何種類が買っているので、このシリーズ、もう少し続きます。気になる方は、チェックよろしく〜