食材選びの奥深さが想像以上だった…/エビとアボカドのグリーンカレー
食材の選び方は奥が深い。
以前こんなことを書いた。
スーパーに並んでいる同じ種類、同じ値段の野菜でも、いいものと悪いものがある。それを見極める眼力が試されるのだ。
同じ野菜でも、より新鮮なもの、より栄養の詰まっているものを選びたいよね、ということだ。
いい野菜をチョイスするためには、どういうポイントに注意し、どういう状態のものを選ぶべきかを知っている必要がある。
しかし、野菜(というか食材)選びは僕が想像していた以上に奥が深かった…
今日学んだことがある。
同じ野菜でも、料理に合わせて最適な状態が違う、ということだ。
どういうことか。
例えば、今日使ったアボカド。
僕はアボカドが大好物で、刺身の如くワサビ醬油でよく食べている。
この食べ方だと、しっかり熟したアボカドが美味い。
クリーミーな舌触りと独特な風味がたまらない。
逆に熟していないものは青くささが強く、はっきり言って美味しくない。
だから、スーパーでアボカドを選ぶときも、よく熟したものを選ぶようにしていた。
そして、それがクセになっていたようだ。
今日も無意識のうちに熟したアボカドを選んで買ってしまった。
カレーの具として使うために…
ほとんどの場合、カレーは煮込み料理だ。
煮込み料理で難しい点の一つは、具の溶け具合のコントロールだろう。
僕が今日作りたかったのは、ゴロゴロとしたアボカドの入ったカレー。
でも、しっかりと熟したアボカドをカレーの具として煮込んだらどうなるだろうか…?
ドロドロと煮崩れし、最悪、全て溶け込んでしまう。
ならば、もう少し熟す手前のアボカドを選ぶべきだったかもしれない。
その方が、より形が残り、自分がイメージしたカレーに近づく。
また、味に関しても思うことがあった。
実際に作って食べてみて気がついたが、カレーの中ではアボカドは味が弱い。
カレーのスパイスに負けてしまって、わずかな風味が感じられるだけになってしまった。
それならいっその事、少し青くささの残るアボカドを入れた方が存在感を出せたのではないか?と思うのである。
それが正解なのかどうか、実際に食べてみないとわからないが…
とにかく、野菜をはじめとした食材選びは、非常に多角的な視点が必要となることがわかってきた。
食材単体として見たときに美味いものを選ぶのではない。
イメージした完成形の一部として見たときに、美味くなるか、が重要である。
ほんっと料理って奥が深い。
今日の一皿
そんなわけで、今日はエビとアボカドのグリーンカレー。
食材は、もちろんエビとアボカド。
そして、また例のやつ。カフェカレのグリーンカレーだ。
カフェカレのグリーンカレーについては、こちらも是非読んでいただきたい。
調理方法はパッケージの方法と一緒。
具材を炒めて、水とルー、牛乳を加えるだけだ。
アボカドの形を残したかったので、最後の最後に加えた。
そのあと崩さないように注意しつつゆーっくりと混ぜ合わせた。
エビのピンクとアボカドのグリーンがやさしく映えるカレーになった。
鶏肉やパプリカを加えたときと印象が全然違うのが面白い。
美味かった。
アボカドについてゴチャゴチャ言ったが、ルーの力がすごかった。
ゴリ押しだ。
でも、いつまでもルーに頼るわけにはいかないので、食材についてはもっと真剣に向き合っていきたい。