料理って手間暇かかるよね/ミートボールカレー
カレーを作るのは手間が掛かる。
カップ麺なら、お湯を注いで3分待てば食べられる。
冷凍食品なら、電子レンジであっという間だ。
同じカレーでもレトルトであれば、手間はかからない。
手間をかけずに楽をして出来たものは、手間をかけたものよりクオリティが劣るのが世の中の法則というもの。
しかし、料理に関しては例外だらけである。
1時間煮込んだカレーより、レトルトの方が美味いことが多々ある。
この逆転現象のせいで、料理に対するモチベーションがブレそうになる。
なぜ、時間と労力をかけて料理をしているのだろう。考え込んでしまう。
今の僕なりの答えは2つだ。
まず、化学調味料や食品添加物といった類のものを口にする量をコントロールできる。
それらを完全にゼロにするのは、現代社会では至難の業だが、極力減らすことはできる。
次に、料理はクリエイティブな行為だから。
まさに手を動かしてモノを作るという意味で創作行為だし、自分の頭に浮かぶアイディアを形にするという点でも創作である。
作った料理からフィードバックを得て、次に活かせることも、料理のモチベーションにつながるだろう。
僕の場合は、狙い通りの料理ができたときに、楽しいと感じることが多いかもしれない。
その「狙い通り」を実現するためのプロセスをストイックにこなすことも、おなじように楽しい。
うん、こうやって書いてみると、モチベーションのブレなんて吹き飛んでしまうな。
明日からもどんどんカレー作ってやろう(笑)
今日のひと皿
今日はミートボールカレー。
挽き肉にシイタケとニンジンのみじん切りを卵とともに混ぜ込み、ミートボールに。
緩かったので、つなぎのパン粉を入れたから、ほとんどハンバーグだね。しっかりと味をつけるために、塩コショウは気持ち多めにした。
あとは、普通のカレーを作る要領で進める。
ニンジン、玉ねぎ、じゃがいも、そして、ミートボール。ルーは市販のものを使った。ミートボール以外は非常にスタンダードなカレーだ。
豚肉や牛肉の代わりにミートボールにしたことで非常に手間が増える。
しかし、今回シイタケをミートボールに仕込んだように、アレンジ次第で様々な食材を取り入れることができる。
野菜が苦手な小さな子や、好き嫌いの多い人にカレーを作るとき、こっそり嫌いな野菜を混ぜておくのに使えるアイディアかもしれない。
苦手な野菜というのは、だいたいが食わず嫌いである。
とりあえず一度「食べた」という事実を作ってしまえば、な〜んだ案外食べられるじゃん、とあっさり意識が変わることがある。
食わず嫌いの克服の一助になれるのなら、ひき肉をこねる労力なんて安いもんだ。
というわけで、将来の我が子のために、またひとつ料理のテクニックを身に付けるのであった。
じっさいに活用されるのはいつになることやら…(笑)