レシピ本を網羅することで得られるもの/ひき肉とキュウリのカレー風炒め

またまたレシピの話。

この1ヶ月ほど、自炊をするときの9割はレシピを参考に料理をしている。

しかも、1冊の本に絞って、そこに書かれているレシピを網羅していく形で進めている。

 

なぜ、そんなことをしているのか。

 

以前も少しお話ししたが、レシピを見ないで自炊をすると、どうしても自分の好みに合わせすぎてしまい、レパートリーも増えないばかりか、使う食材も偏って栄養のバランスという面でも具合が悪い。

また、レシピを参考にするといって、何冊ものレシピ本からチョイスしたり、クックパッドのようなレシピサイトから選んでしまっては、結局、自分の好みに大きく偏ることになる。

 

もちろん、自分の好きなものを作り、自分の好きなものを食べたい、という欲求は僕にもある。

ある意味で、それは健全な思考で、その通りにする方がハッピーなのかもしれない。

 

しかし、自分の好きなものだけを延々と料理していては、得られないものがたくさんある。

それは、普段口にしない野菜を料理に使い、食べることで摂取される栄養素だったり、あるいは、その料理を作るのに必要となる新しいテクニックや知識だったりする。

 

そういった自分にとって未知の食材、テクニック、知識を得るために、あえてレシピ本を一冊に絞っている。

その一冊を網羅することで、少しでも偏りのなく料理のレパートリーを増やしていこうという狙いなのだ。

 

この1ヶ月あまり、実際に1冊のレシピ本を網羅するように料理をしてきたが、料理の知識とテクニックが身についているように思う。

また、使う食材も増えた。これまでスーパーに行っても見向きもしなかった野菜が目にとまるようになった。こうなると買い物も面白くなってくる。

 

今使っているレシピ本に掲載されている料理の1/3ほどしかできていないが、今の時点でこれだけの成長できたのだから、コンプリートしたときには…と考えるとワクワクしてくる。

そう考えると、モチベーションを高める効果もあるかもしれない。

 

ちなみに、使う野菜の種類も増えたせいか、食費もどんどん増えている。

レシピ本を網羅するためには、少々お高い食材にも手を出さねばならないときもあるのだ。

うーん、勉強代と考えれば、安いのか?(笑)

 

今日のひと皿

今日はひき肉とキュウリのカレー風炒め。

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これもお手軽料理にひとつ。

ごま油でひき肉を炒め、塩コショウとしょう油、カレー粉で味を整える。

最後に叩き割ったキュウリを加え、さっと混ぜ合わせれば完成である。

非常にシンプル。

キュウリは切るのではなく、叩き割るのがポイント。

そうすることで、表面積が広くなり、調味料がよりよく馴染むのだ。

こういう料理を美味しくする知恵、どんどん勉強して、発信していきたな。