料理って大変…飲食店ってすごいよね、と改めて思った/和風スープカレー
自炊をしていると、飲食店の凄さがわかってくる。
普段当たり前のように注文している「定食」や「ランチセット」といったメニュー。
これを自分の家で再現しようとすると、なんと大変なことか。
もちろん、設備と人手が違うし、一度に作る量も全く異なるので、飲食店と自宅の作業量を単純に比較はできない。
しかし、それでも飲食店って大変だなと思わずにいられない。
例えば、インドカレー屋でランチセットを頼んだとする。
店にもよるが少し豪華なところだと、カレー、ティッカ、シークカバブ、ナン、ビリヤニ、サラダ、そしてラッシーなんていうメニューが出てくる。
これでだいたい1200円といったところ。
ランチに1200円は「高い!」と感じる人もいるだろう。
確かに、ほかの選択をすれば、もっと安いランチは山ほどある。
問題は、この豪華さでこの値段というところだ。
「2000円あげるから作って〜」と頼まれても、絶対に引き受けない。
労力に見合わないからだ。
それをやってのける飲食店、さすがプロフェッショナル。
それだけではない。
膨大な作業量に加え、その質も一定以上をキープしなければならない。
美味しくない店は残念ながら、経営し続けられないのが現実である。
今の時代、口コミはあっという間に広がってしまう。
とくに悪い口コミほどインパクトが強く、人の脳裏に焼きつきやすい。
このお店もあのお店も、美味い料理を大量に作って、やっと成り立っているのか。
そんなことが考えられるようになると、運ばれてくる料理に対して感謝の気持ちが湧いてくる。
外で食べるカレーも、もっと一口一口、大切に食べたいな、と思う。
今日のひと皿
今日は和風スープカレー。
今回は具がたっぷり。
まずは、長ネギ、ニンジン、シイタケ、それに鳥もも肉を市販のめんつゆで煮込む。
この時点でかなりいい香りのする「鍋」になっていた。
白ごはんと一緒に食べたい欲望を抑えつつ、カレー粉を加える。
最後に水溶きカタクリ粉でとろみをつければ完成。
カレーを作るのと並行して、ナスとカボチャを素揚げしておく。
さらに今日はご飯のストックがなかったので、米炊きも同時進行…忙しい…
我が家には炊飯ジャーがなく、いつも圧力鍋で炊いているので、キッチンはいっぱいいっぱい。
そんなテンヤワンヤな中、出来上がったのがこちら。
あれだけバタバタと調理したのに、見た目はあっさり?
もっと労力に見合ったインパクトのあるカレーになって欲しかったな、と思ってしまう…
まぁ、見た目のことは置いておいて、問題は味である。
ベースが鍋ということもあり、非常に食べやすい。
今回、カレーにはいっさい油を使っておらず、含まれるのは鶏肉から出る油だけである。
そのため、見た目と同じくあっさりした味わい。
素揚げした野菜と一緒に食べると、今度はいい意味で脂っこさが出る。
また、野菜の甘みも加わり、味の幅が広がって面白い。
作るのはなかなか苦労するけど、なかなかいいメニューではないだろうか。
いつものカレーに少し飽きてきたとき、この和風スープカレーはいいかもしれない。
このレベルのカレーは、サクッと作れるようになりたいな。
もっと効率のいい調理方法を身につけないとね。