美味いカレーを作るためには、もっといろんな料理のことを勉強しないとな・・・

「カレーを作る」といえば簡単だが、そこには様々な要素が含まれる。

カレー作りと言えば、まず頭に浮かぶのはスパイスの使い方だろう。それにはカレーの風味を決める大きな役割を担うから、という理由があるだろう。しかし、それだけでない。鍋の中でスパイスをテンパリングしたり、カレーパウダーを調合したりすることは、まるで秘薬を作るような独特な神秘性を感じさせる。このインパクトの強い調理法のせいもあって、カレー作りと聞けばスパイスが出てくるのだろう。

とはいえ、他にも大切な要素はたくさんある。

そもそもカレーと言っても、その形態は無数にあるわけだから、要素も無限である。

先日、「カレーの奥義」を読んだ。有名カレー店10軒のシェフを水野仁輔氏がインタビューした模様が掲載されている。詳細な内容はここには書かないが、まさに「奥義」というに相応しい、僕のような凡人には理解できないハイレベルな話題が多かった。

ひとつ得たものがあるとするならば、それはカレー作りのアプローチの仕方は想像以上に多様だと知れたことだ。

インドカレーのレシピを読むことが多かったため、そっち方面のテクニックばかりに知識が偏っていたようだ。いわゆるカレーライスを作る場合、全くと言っていいほど使われるテクニックが異なる。「カレーの奥義」ではフランス料理用語がいくつも出てきて、困惑と同時に目から鱗だった。

「カレーを作る」を追求するためには、いろんなことを学ぶ必要があるんだな。

インドカレーという枠から一度飛び出し、フランス料理や和食についても吸収すべきなのかもしれない。そうすれば、もっと深く美味いカレーが作れるようになりそうだ。

 

今日の一皿

今日はアジとトマトのカレーソテーに挑戦。

 f:id:spicecurry:20180222222513j:image

小麦粉にカレー粉を混ぜたものを、アジとトマトにかるくまぶして油でソテー。レシピ本の通りに作ってみた。

が、貧乏性が祟った。小麦粉が結構あまったので、もったいないと思いトマトにたっぷりまぶしたら、ベチョベチョになってしまった・・・理想がパリッとした食感だったのだが・・・

あくまでも“かるく”だったのだ。

火加減、塩加減、料理の加減は難しい。

 まずはとにかく経験値を稼がないとね。