カレーに入れるお肉は何ですか?僕は断然鶏肉です!/骨つきモモ肉と里芋のカレー蒸し煮
今日は肉の日(29日)ということで、各所で肉々しい企画が催されているようだ。
カレーに使われる肉は、東西でポークとビーフに分かれるらしい。
関西で生まれ育った僕もカレーと言えば家でも外でもビーフカレーだった。少し記憶が曖昧なところはあるが…
ポークカレーを食べることは稀で、チキンカレーに至ってはほとんど食べたことがなかった。
そんな環境で育ったもんだから、一人暮らしを始めた当初も、カレーを作ろうとスーパーへ出かけると、迷わずカレー用の牛肉を購入していた。
その後、とあるスリランカカレー屋さんを訪れ、その美味さと辛さに衝撃を受け、一気にエスニックカレーの世界へ傾倒していくことに。
それからというもの、カレーの肉といえばチキンでしょ、という感覚になってしまった。
最近はレシピを見て作ることが多いので、豚や牛も使うことが増えたが、冷蔵庫・冷凍庫のストックを見ると圧倒的に鶏肉が多い。
鶏肉でカレーを作る割合がこれほどまでに高いのには、理由がある。
まず、インドカレーをはじめとしたエスニックカレーには、基本的に鶏肉が使われるからだ。
インドに暮らす大多数の人々は、宗教上の理由から牛と豚を食べないのは有名な話だ。
そういった文化の中で発展してきたのがカレーという料理なのだから、歴史というか、文化的な背景を尊重するという意味で、鶏肉を使ってエスニックカレーを作るということを意識している。
もちろん、それでガチガチにレシピを固めてしまっては面白くない。
でも、それはあくまでもメインストリームから外れたレシピであることを把握しておいた方がいい気がする。
2つ目の理由は、牛肉や豚肉に比べて鶏肉は安いからだ。
夢も希望もない、なんともリアルな意見だが、これが現実である。
主食にするのなら、できる限りコストパフォーマンスの良いものを選びたい。
ならば、鶏肉がベストな選択肢となる。
これは単純に100gあたりの価格だけで比較しているわけではない。
あくまでも個人的な意見だが、値段に対する「美味しさ」の良し悪しで比較しても
鶏肉がベストだと思うのだ。
安い牛肉や豚肉は、値段相応だな、と感じずにはいられない。
しかし、鶏肉は安くてもきちんと調理すれば、許容範囲の美味しさになる。
したがって、鶏肉は非常に優秀な肉というわけだ。
これからも僕の身体は鶏肉でできています、ってくらいに鶏肉を使っていこう。
なんの宣言なんだろう。
今日のひと皿
というわけで、今日は骨つきモモ肉と里芋のカレー蒸し煮。
「骨つき」ってところがゴージャスさを演出するよね(笑)
もちろん骨は食べられないので、見た目のボリュームの割に、胃に入る量は少ない。
なので、ダイエットなどで食事制限している人には、「骨つき」はいいかもしれない。
あと、里芋とカレーって合うね!
ネットリした食感のおかげで、スパイスが口の中によく残る。
積極的に使いたい食材だな。